4月のひとこと… 園長 谷崎新一郎

期待と不安

あらためて、新入園児と進級なさった園児の保護者の皆さま、おめでとうございます。大切なお子さまを聖母の騎士幼稚園に預けてくださることに、こころから感謝致します。

お子さまには、不安なときもあれば、楽しみでワクワクしているときもあるでしょう。保護者の皆さまの中にも、様々な思いがあることでしょう。

教職員一同、まず何よりも、お子さまや保護者の皆さまのありのままの気持ちを受けとめ、いっしょに歩ませていただきたいと思います。

不安なこと、分からないことなどありましたら、遠慮なく教職員にご相談ください。そして、保護者の皆さまのご協力もいただきながら、お子さまのうちにあたたかなこころが広がるよう、幼児教育・保育を実行してまいりたいと思います。

感染防止へのご協力に感謝申し上げます

新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関して、人の多いところでは緊張感もあるでしょうし、他の人との関わりで様々な思いが生じるときもあるでしょう。

一方、文科省、厚労省からは、感染防止に努めながらもできるだけ開園し、子どもの成長に必要な保育、教育活動を行うよう、求められています。こうしたことを踏まえ、今年度も皆さまのご理解、ご協力をいただきながら、様々な形で工夫、変更をしつつ、あたたかな保育、幼児教育を実行したいと思います。感染防止へのご協力にこころから感謝致します。

あたたかなこころを大事に

聖母の騎士幼稚園は、カトリック教会の精神のもとに設立されています。カトリック教会では、今年は4月17日にイースター(復活祭)をお祝いします。イースターでは、イエスさまが十字架上で亡くなられた後、神さまの新しいいのちによって生きておられることをお祝いします。

教会では、わたしたちが神さまのあたたかなこころを分かち合うことができるようにイエスさまがいつもどこでも見守ってくださっていることを信じています。いつかわたしたちもこの世でのいのちを終えた後、イエスさまのようにこの新しいいのちをいただけることも信じています。 イースターのシンボルには、たまご、ひよこ、たくさん子どもを作るうさぎなどがあります。イースターの新しいいのちと重ねられています。ただし、この「新しいいのち」の根本は、あたたかなこころに深く生かされることです。今年度、皆さまと様々な形であたたかなこころを分かち合えたら、と思います。  

園長 谷崎新一郎